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2026年03月09日 [検証!DIY]
瞬間接着剤のしくみ
今回の「検証!DIY」では、瞬間接着剤を検証してみました。※DIY (Do It Yourself :できることは自分で行おう)。日曜大工
ゴム同士の接着。
今回検証した接着剤は、以下の通り。
・PRO-ACT 強力瞬間接着剤速乾性(コーナン商事社)
・ボンドGクリヤープラスチック用(同コニシ社)
両方ともゴムに適していると喧伝しています。
接着対象は、ゴムシート KGR-2102(iteck社)。
天然ゴムが主原料となります。
保管状態もあるのですが、湾曲していたので反したのですが、戻りませんでした。
ちなみにGクリヤーシリーズは、以下の記事でも紹介していますので、参考までに。
新企画「検証!DIY」が始まります!
薄い布の接着実験
今回の実験趣旨は、主成分による違いによる接着面の変化についてです。
PRO-ACTの主成分は「シアノアクリレート(90%以上)」。
Gクリヤーの主成分は「スチレンブタジエンゴム(43%)」、「有機溶剤(57%)」
となります。
PRO-ACTは数分での接着に対して、Gクリヤーは30分程度で接着できました。
さて、接着面を検証したいと思います。
今回は、接着後1日経ってから剥がしてみました。
本来であれば剥がれないはずなのですが、接着面が狭かったこともあり、簡単に剝がすことができました。
左がPRO-ACTで右がGクリヤーとなります。PRO-ACTは、確証はもてませんが、接着剤を塗布した範囲は化学変化を起こしたように見えました。
表面をヤスリ掛けなどをして(自転車のパンクと同じ要領)、表面処理を行えば、粘着強度があがるかもしれないと思いました。
Gクリヤーに関しては、強い力をかけると簡単に剝がれてしまいました。
そして残っていた接着剤の部分も、爪で剥がせたりしました。
もう少し、塗布の仕方を研究した方が良いかと思った次第です。
では、この結果の違いはなぜ起きたのか。
それは、主成分の違いからくるものでしょう。
PRO-ACTで使用されている「シアノアクリレート」
この材質は、空気中の少量の水分で硬質プラスチックに変形して、接着させるようです。
Gクリヤーで使用されているのは「スチレンブタジエンゴム」。頭文字をとって、SBR※と呼ばれています。
SBRは軟質のプラスチックになるようです。
※Styrene-Butadiene Rubber
SBRを調べていくと、ゴム材同士の接着とは相性が良いようです。
自転車のパンクなど、ゴム材をなじませる効果もあるようです。
今回の実験では、剥がしの力を加えましたが、両接着剤では向いていない使い方の様です。
この点も加味して、それぞれの用途にあった最適解を見つけていきたいと思います。
接着剤の乾燥後の性質を利用し、硬質プラスチックで動かない物(例:プラモデル)、弾力性の必要な物(例:タイヤのチューブ)で使い分けるのが正解の様です。
今回は速乾性接着剤の原材料と接着面の検証を行いました。
検証結果が芳しくなかったので、再度挑戦したいと思います。
世の中には様々な素材や消耗品がいっぱいあります。
Let's DIY!を合言葉に、オリジナル作品の製作を楽しみましょう!


