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2025年11月10日 [検証!DIY]

薄い布の接着実験

薄い布への接着実験 前回は、木工用ボンドとプラスチック対応の接着剤を使用して接着したものを、剝がしてみました。
力の測定器を利用して、引っ張りで剥がせた力を測定してみました。


今回の「検証!DIY」では、接着剤が浸透しやすい、布と木材を接着してみました。
※DIY (Do It Yourself :できることは自分で行おう)。日曜大工



今回利用した接着剤は、以下の通り。
・速乾性木工用ボンド(コニシ社)
・木工用多用途ボンド(同コニシ社)
・ボンドGクリヤー皮革、布、合成ゴム用、硬化プラスチック用(同コニシ社)
・ボンドGPクリヤープラスチック用(同コニシ社)

木工用
速乾
木工用
多用途
Gクリア
皮革(他)用
GPクリア
プラスチック用
メーカーコニシ社コニシ社コニシ社コニシ社
対象素材木・革・布・紙皮革

合成ゴム
硬質プラスチック
木布

ゴム
プラスチック
接着相手素材木・革・布・紙・塩ビ・金属同上同上
主成分酢酸ビニル樹脂(55%)エチレン
酢酸ビニル樹脂(56%)
スチレンブタジエンゴム(40%)スチレンブタジエンゴム(43%)
水(45%)水(44%)有機溶剤(40%)有機溶剤(57%)
シクロヘキサン
ノルマルへブタン
アセトン
シクロヘキサン
アセトン
乾燥時間(裁断可能)1〜2時間1〜2時間--
乾燥時間(固定)1〜2時間1〜2時間--
乾燥時間(完全)24時間24時間24時間24時間
参考価格※210円280円350円460円


前回書き忘れましたが、Gクリヤー、GPクリヤーとも有機溶剤を利用していますので、換気のできる場所で使用しましょう。
(結構、シンナーの臭いがきついです)



今回は薄い布同士、木片と薄い布を接着しました。
薄い布を選択したのは、接着剤が染み込みやすいからです。

前回までの実験で、木片には接着剤は染み込みにくいと結論付けました。
今回薄い布では、接着剤はよく染み込むと推定できるので、その実験となります。
薄い布は、糸が細いので、より隙間が多く、染み込みやすいと仮定しました。



さて、実験となります。
布を1cm×2cmに切断します。
これは、以前利用したブロックが1cm×1cmでしたので、面積を2倍にして、半分に接着剤を塗布しました。
半分にしたのは、接着されてから、強度を確かめるための遊びになります。


接着剤を布面に塗布しているときに、案の定布地の反対側まで染み出してきました。
新聞紙ではなく、プラスチック製の作業板でよかったです。
(作業板についた接着剤は、すぐにティッシュペーパーで拭き取りました)



一日経って、接着具合を確認してみました。
結果はいずれも合格。
木工用ボンドの潜在能力恐るべしといった感想です。

ただ、合格といえども違いはありまして、
布同士は、木工用ボンドのみ、やや不安が残る結果となりました。

木材に貼り付けたものは、Gクリヤー、GPクリヤーに強い力をかけると、少し浮く感じがしました。
これは多分、接着剤の塗り方に問題があったのだと思います。



今回はボンドで、薄い布の接着実験をしてみました。


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