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2024年09月02日 [電子機器・検査器]
クランプメーター
小学校の理科の実験で使ったことがある、電流・電圧・抵抗テスター。
レンジ(大きさの単位)を間違えると、壊れる!とか、随分注意(指導)されたのを思い出します。
当時、簡単な回路の数値を計ったものです。
本日の機器を紹介いたします。
AimoTek / BSIDE ( 中国 )
ミニTRMS 直流 / 交流クランプメーター ACM91
この製品は、レビューを見ると当たり外れもあるようで、質の高い器具が必要な場合は、少し高くても国産品を選びたいものです。
この手の道具は、精度はそこまで求めず、サクッと測れるのがメリットだと思います。
一般的な用語ですが、
小学校等で利用した、アナログ測定機器をテスター、
今回紹介するような、デジタル表示の機器をメーター
と表現します。
ですので、文章内でテスターと書いているものは、先の小学校で利用の機器をさします。
さて、このクランプメーターは、先に挙げたテスターの上位互換機器になります。
テスターと同様、テスト棒を測定端子を差し込み、テスト棒を回路等に当てることで、電圧や抵抗値などを読み取ります。
また、0位置をリセットするのも、忘れないようにしましょう。
今回のクランプメーターでは、大きく追加された機能としては、温度、ダイオード(LED等)、コンデンサ容量などが計れます。
このクランプメーターの大きな特徴が、非接触での測定ができることでしょう。
名前の由来である挟むを意味する「クランプ」。
クランプメーターの頭についているクリップ内にケーブルを通すだけで、電流などが計れます。
(似た用語として、「クランプ回路」がありますが、別物です)。
電流が計れる仕組みとしては、クランプ内に発生した磁場から計算しています。
「電・磁・力」の関係を示す、フレミングの法則をイメージしてください。
テスターとの比較で、温度の計測ができます。
クランプメーターでは、温度用の計測棒を使うことで、温度を計れます。
少し便利な機能として、摂氏(一般的に利用している気温等)と華氏(アメリカ等で利用している、摂氏と別基準)を同時に測ることができます。
電気が流れ、熱をもつ。抵抗などに高負荷がかかり、高温になるなどの使い道になるでしょう。
機種にもよりますが、抵抗値がある一定以下の場合、ブザーを鳴らすことができます。
この機能は地味ですが、結構重宝します。
一般的な用途としては、通電テスト。対象器具のコンセントプラグに当ててケーブルの内部切断が起きていないかなどを判断します。
液晶画面に表示される数値を読み取って、不具合の判断を行うより、音の有無で判断できます。
ダイオードの測定。
ダイオードは、LEDなどに利用されていますので、多くの方になじみ深い単語ではないでしょうか?
ダイオードの一般的な利用方法としては、電気の一方通行制御を行います。
そのついでに、電気が流れた際に光るのが、LEDとなります。
シリコンを利用しているため、通常で0.6Vが表示されます。
最後はコンデンサの測定です。
コンデンサは、一時的に電気をためる部品です。
型番にもよりますが、F(ファラデー)の単位で蓄電します。
昔のカメラ(通称アナログカメラ)のフラッシュなどに利用されていました。
現在で有名なところでは、「コンデンサマイク」でしょうか。小型のマイクを想像してください。
仕組みとして、音による空気の揺れを電気に変換し、一旦コンデンサに蓄積して、信号として他の機器に伝えます。
音響は詳しくありませんが、消費電力が少ないのが特徴でしょうか。
クランプメーターの新しい機種には、スマートフォンに情報を送って、リアルタイム観測や時系列にて表示することもできるようです。
世の中には便利な道具がいっぱいあります。
上手に利用して、楽に、面白く制作しましょう!
レンジ(大きさの単位)を間違えると、壊れる!とか、随分注意(指導)されたのを思い出します。
当時、簡単な回路の数値を計ったものです。
本日の機器を紹介いたします。
AimoTek / BSIDE ( 中国 )
ミニTRMS 直流 / 交流クランプメーター ACM91
この製品は、レビューを見ると当たり外れもあるようで、質の高い器具が必要な場合は、少し高くても国産品を選びたいものです。
この手の道具は、精度はそこまで求めず、サクッと測れるのがメリットだと思います。
一般的な用語ですが、
小学校等で利用した、アナログ測定機器をテスター、
今回紹介するような、デジタル表示の機器をメーター
と表現します。
ですので、文章内でテスターと書いているものは、先の小学校で利用の機器をさします。
さて、このクランプメーターは、先に挙げたテスターの上位互換機器になります。
テスターと同様、テスト棒を測定端子を差し込み、テスト棒を回路等に当てることで、電圧や抵抗値などを読み取ります。
また、0位置をリセットするのも、忘れないようにしましょう。
今回のクランプメーターでは、大きく追加された機能としては、温度、ダイオード(LED等)、コンデンサ容量などが計れます。
このクランプメーターの大きな特徴が、非接触での測定ができることでしょう。
名前の由来である挟むを意味する「クランプ」。
クランプメーターの頭についているクリップ内にケーブルを通すだけで、電流などが計れます。
(似た用語として、「クランプ回路」がありますが、別物です)。
電流が計れる仕組みとしては、クランプ内に発生した磁場から計算しています。
「電・磁・力」の関係を示す、フレミングの法則をイメージしてください。
テスターとの比較で、温度の計測ができます。
クランプメーターでは、温度用の計測棒を使うことで、温度を計れます。
少し便利な機能として、摂氏(一般的に利用している気温等)と華氏(アメリカ等で利用している、摂氏と別基準)を同時に測ることができます。
電気が流れ、熱をもつ。抵抗などに高負荷がかかり、高温になるなどの使い道になるでしょう。
機種にもよりますが、抵抗値がある一定以下の場合、ブザーを鳴らすことができます。
この機能は地味ですが、結構重宝します。
一般的な用途としては、通電テスト。対象器具のコンセントプラグに当ててケーブルの内部切断が起きていないかなどを判断します。
液晶画面に表示される数値を読み取って、不具合の判断を行うより、音の有無で判断できます。
ダイオードの測定。
ダイオードは、LEDなどに利用されていますので、多くの方になじみ深い単語ではないでしょうか?
ダイオードの一般的な利用方法としては、電気の一方通行制御を行います。
そのついでに、電気が流れた際に光るのが、LEDとなります。
シリコンを利用しているため、通常で0.6Vが表示されます。
最後はコンデンサの測定です。
コンデンサは、一時的に電気をためる部品です。
型番にもよりますが、F(ファラデー)の単位で蓄電します。
昔のカメラ(通称アナログカメラ)のフラッシュなどに利用されていました。
現在で有名なところでは、「コンデンサマイク」でしょうか。小型のマイクを想像してください。
仕組みとして、音による空気の揺れを電気に変換し、一旦コンデンサに蓄積して、信号として他の機器に伝えます。
音響は詳しくありませんが、消費電力が少ないのが特徴でしょうか。
クランプメーターの新しい機種には、スマートフォンに情報を送って、リアルタイム観測や時系列にて表示することもできるようです。
世の中には便利な道具がいっぱいあります。
上手に利用して、楽に、面白く制作しましょう!