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2025年11月17日 [アプリ屋さんのIoT]
イルミネーション(1)
冬の寒さにイルミネーションが映える季節となりました。澄んだ空気に、幻想的な光が妙にマッチします。
ここのところ、最強の郵便受けを記事にしてきましたが、今回は趣向を変えてイルミネーションについて記事にしたいと思います。
クリスマスを前に、駅など人通りの多いところから、個人宅など幅広く普及しています。
プロジェクションマッピングやライトアップ、有機ELディスプレイなど、装飾アイテムは数多く存在します。
今回は古くからある、バイメタル形式の電飾と、バイメタルについて記事にしたいと思います。
バイメタル(bi-metallic strip)は、その名の通り2つの性質が異なる金属を接合させた部材になります。
アナログ式のイルミネーションライトの場合、熱による形状変化によって、通電・絶縁を繰り返し、電球を点滅させていました。
フィラメント(電球の中の発熱して光を出す部品)の近くにバイメタルを設けます。フィラメントの温度が上がるとバイメタルが変形して、電流が切れるようにした構造となります。電源が切れるとバイメタルが冷えるため、点灯直後はバイメタルが加熱されるまで時間が掛かるため、しばらくは点灯の状態になります。
この様に、バイメタルと、電球のオン・オフの温度差を利用して制御しています。
総合的なバイメタルの性質に関してです。
先にもイルミネーションで利用されるバイメタルにて簡単に紹介しました。
ここから先は、その他の用途に関して紹介して終わりにしたいと思います。
バイメタルの誕生は1750年ごろ、高精度時計を開発中に発明されたようです。
約270年間の歴史があり、その間に大いに研究が進み、様々な用途に利用されてきました。
ベースとなる金属は、鉄・ニッケル合金をベースに、マンガン、クロム、銅を配合して特性出しています。
バイメタルは熱による膨張率が異なる金属同士を接続した部材と紹介しました。
もう少し詳しくすると、膨張率が異なる金属を接合すると、加熱によって部材の湾曲が起こります。
その湾曲によって、他の金属などに接触して、通電などで制御を行います。
バイメタルの片方に、室温ではほとんど変形しない素材があります。
鉄64%・ニッケル36%の合金「インバー」が発明され、1920年にノーベル賞を受賞しているようです。
その特性を利用して、温度計・体温計や車のウインカー、家電の過温度のセーフティなどに利用されています。
また、蛍光灯(LEDにとって代わられていますね)の発電装置(スパーク)にも利用されているみたいです。
古い技術ではありますが、現在でも多くのところで利用されている事がわかると思います。
今回は、イルミネーションからバイメタルについて記事にしました。
来週は、次回はIoTを用いたイルミネーションについて記事にしようと思います。
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