[検証!DIY]
2026年05月11日
糊の成分
今回の「検証!DIY」では、紙用糊を検証してみました。
※DIY (Do It Yourself :できることは自分で行おう)。日曜大工
紙用の糊として、スティック糊、液状糊(水糊)、チューブ糊(デンプン糊)などが挙げられます。
今回は、各糊について、検証してみたいと思います。
今回比較したのは、以下の商品です。
| メーカー | キャンドゥ | ヤマト | seiwa |
| 商品名 | 固形スティックのり | アラビックヤマト | チューブのり |
| 型番 | - | NA-50RH | - |
| 主成分 | ポリビニルピロリドン (PVP)化学製品 | ポリビニルアルコール (PVAL) 化学製品 | 植物性デンプン 植物性 |
| 分類 | スティック糊 | 液状糊 | チューブ糊 |
| 容量 | 35g | 50g | 55gx3 |
| 価格 | 110 | 176 | 110 |
| 価格(10g) | 31.5 | 35 | 6 |
では、比較をしていきたいと思います。
・チューブ糊
チューブ糊の主な原料は、植物性デンプンとなります。
このデンプンに防腐剤等を入れて製品にしています。
デンプンが主原料のため、安全性が高いのが特徴といえるでしょう。
万が一口に入れたとしても、低害のため、小学校や未就学児の工作で使用されるケースが多いです。
また、デンプン糊は、可逆性があり、水分を含ませることにより接着効果が弱まります。
ですので、張替を行う障子紙を貼るのに、多用されます。
2大糊メーカーのヤマトとフエキ。
ほぼ同じスペックのチューブ糊を販売しています。
原料の差だと思いますが、性能に特徴があります。
ヤマト:主原料はタピオカ。伸びが良く、薄い紙にも皺が少なく貼り付けやすいのが特徴です。
フエキ:主原料はトウモロコシ。タピオカと比較して、粘着強度が高く、早めに固まるのが特徴です。
・液状糊(水糊)
液状糊の主成分はPVAL(ポリビニルアルコール)になります。
乾燥後の強度はデンプン糊やスティック糊より強力で、紙の補修に適しています。
PVALは木工用ボンドにも利用されているようです。
塗布面はしなやかな特徴も持っており、湾曲にも柔軟に形状を保てます。
・スティック糊
スティック糊の主成分はPVP(ポリビニルピロリドン)になります。
PVPはデンプン糊よりも可逆性が強い特性があります。
また、乾燥後は被膜が硬化するため、切手の糊面に利用されています。
PVPはアルコールに溶ける性質があります。
糊の成分とは少し離れますが、医療薬品としても利用されているようで人体への影響も少ないようです。
水糊と比較して、糊の水分含有量が極端に低いため、素材へのダメージが少ないのも強みと言えるのではないでしょうか。
乾燥後に水に浸し、接着面を剥がしてみました。
チューブ糊は剥離に失敗してしまいましたが、スティック糊、液状糊は綺麗に剥がすことができました。
まとめとして、
工作や障子貼りにはチューブ糊
強さが必要な場合には水糊
手軽さをとる場合にはスティック糊
と使い分けるのが最適解かと結論付けました。
今回は紙用糊の検証を行いました。
個人的には、封書がメインのため、スティック糊を一番利用しています!
世の中には様々な素材や消耗品がいっぱいあります。
Let's DIY!を合言葉に、オリジナル作品の製作を楽しみましょう!



