[アカデミック]
2025年11月03日
高専ロボコン
今年も、この季節がやってまいりました。
高等専門学校(高専)対抗のロボットコンテストのイベントです。
正式名称は「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」。
通称「高専ロボコン」。
今年で38回目を迎えるとのことです。
高専ロボコンとは、何か。
公式ホームページ(外部サイト)から抜粋します。
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)は、1988年から始まった、
若い人たちに既成概念にとらわれず「自らの頭で考え、自らの手でロボットを作る」ことの面白さを
体験してもらい、発想する事の大切さ、物作りの素晴らしさを共有してもらう全国規模の教育イベントです。
全国の高専学生が、毎年異なる競技課題に対し、アイデアを駆使してロボットを製作し、競技を通じて
その成果を競うもので、発想力と独創力を合言葉に毎年開催され、2025年で38回目を迎えます。
38回目の競技は、「Great High Gate」。
競技時間は3分で、より点数を獲得したチームが勝利となります。
ロボットがブロック(多分段ボール)を組み上げて、ゲート(門)を作り上げます。
同時に、ロボットが人を載せた台車と連結して、先に作られたゲートを通過。
通過ごとに「通過得点」が得られます。
他にも、会場内のパイロン(工事現場などにおいてある三角コーン)の移動や、ゲートが高い方に点数が入るなど、様々な点が加算されていきます。
それらの合計点数で、勝敗が決まります。
各チームは、それぞれの戦略をロボットへの設計・製作に反映します。
そのアイデアを楽しむのが、この大会の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
(そして、失敗後の巻き返しをはかる熱意も)
全国を8つのブロック(北海道、東北、関東甲信越、近畿、中国、四国、九州・沖縄)に分かれて予選が行われます。
各ブロックから2〜4校が決勝へ選出されます。
高専は全国で約50校、複数キャンバス。
各校から複数チーム参加できるので、100チーム以上の参加が見込まれます。
高専のロボット競技の「甲子園」と呼ばれるのにも納得です。
決勝の場面は、国技館。
11月16日(日)12:30〜18:30に行われます。
NHKでも配信されるようですが、現在詳細は公開されていません。
蛇足ではありますが、舞台化もするようです。
『ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-』(外部サイト)
12月4日(木)〜12月7日(日)
ヒューリックホール東京
高専に入学した主人公。
昔「ロボコン部」であったが、現在は衰退して、同好会扱いに。
若者たちが織り成す青春物語。
だそうです。
勝利するための戦略立案。
戦略を実現するためのロボットの製作。
不具合対応の試行錯誤。
モノづくり大国日本を背負っていく若者たちの、成長を促し、
今後の日本を牽引していってもらうことを考えると、頼もしい限りです。
今回は国内最大級の高専のロボットコンテストを紹介しました。
ハードウェアの教科書は、ソフトウェアに比べると圧倒的に不足しています。
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