2025年07月21日
閉め忘れを監視!(1)
先月は、チルトスイッチからの状態から、LEDと音声による出力を行うモジュールを制作しました。
今回は、リードスイッチを使用した、開閉スイッチ検知モジュールを作成していきたいと思います。
以前の記事「リードスイッチ」でIoT製品を紹介しました(写真:左)。
この製品は、ドアの開閉をリードスイッチにて判断し、Wi-Fiを経由してスマートフォンに通知を行うものです。
リードスイッチに関しては、前述の記事をご参照ください。
初めての方に簡単に説明すると、部品の内部に、磁気で動く電極があります。
永久磁石を近づけることによって、電極が動いて接触し、通電状態にすることができるスイッチです。
今回は、リードスイッチにカバーを付けて、永久磁石とセットにしたキットを利用しました。
ドアセンサースイッチ(リードスイッチ):
型番:SPS-320
メーカー:SYNTEX TECH CORP.
秋月電子通信販売サイト(外部サイト)
この製品は2つの部品から構成されます。
一つは、リードスイッチを内蔵し、その端子を延長したケーブルが出ている部品。
もう一つは、永久磁石をケースに入れた部品になります。
スペックとしては、20mm以内に接近している場合に、アクティブ(通電)になるそうです。
ただし、安全圏をもっての数値であるため、実際にはもう少し離しても動作すると思います。
今回紹介するリードスイッチ部品。
ドアセンサースイッチとして、主に2種類の使い方ができます。
一般的な利用方法は、ドアの解放時にアクションを起こすパターンです。
ドアが閉まっているときには、通電しており、電気が切断されたときにモジュールがアクティブになる使い方です。
防犯装置として利用する場合、モジュールがアクティブになったときに警報がなったり、前述の製品であればスマートフォンなどに通知を送る使い方がメインとなるでしょう。
もう一方は、ドアの開閉状態の常時監視するパターンです。
原理はドアの解放と同じになりますが、応用が異なります。
ドアの閉め忘れ防止装置として利用する場合、モジュールが非アクティブ時に警報がなったり、通知ランプを点灯させます。
多くの冷蔵庫に付随している機能だと思いますが、ドアを開いた状態で室内ライトが点灯します。
(ドアをゆっくり閉めると、閉まり切る前に消灯します)
そして、一定時間以上開いている場合は、閉め忘れとして警報がなるのが、多いのではないでしょうか。
チルトスイッチと機能的に被ります。
今回の郵便受けでは、その特性を利用して役割分担を行います。
リードスイッチは扉の開閉状態を図るメインのセンサーになります。
チルトスイッチは加速度に弱いために、補助センサーとして使います。また、LED点灯モジュールにも利用します。
今回は、リードスイッチについて記事にしました。
来週は、開閉状態モジュールについて記事にしようと思います。
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