2025年05月19日
既存製品の分析
先月、この「最強の郵便受け」を思いつきました。
早速作ろうと思うのですが・・・
何から手を付ければよいか、わからない。
アプリ屋さんもドキュメント作りから始めると思いますので、業種が変わっても同じことだと思います。
ソフトウェア開発であれば、肌感覚で作れるのですが、モノ作りは想像もできず。
企画書=>要件定義=>仕様確定=>設計図作成=>プロトタイプ開発=>製品開発=>量産
がモノづくりの流れだと仮定しました。
現在のステージでは要件定義。
一から作るのは、見落としも含めて、作業量が多いため、類似品を分析して何が必要かを定めることにしました。
郵便受けでは、IoTと連動しているものは少なく、置き配ボックスの方がラインナップが充実しているので、宅配ボックスを使うことに。
以下の宅配BOXに白羽の矢を当てました。
・IoT宅配ボックス
サンワサプライ株式会社
IOTスマート宅配BOX
300-DLBOX021DS
・付属電子ロック(以下IoTキー)
株式会社PacPort
PP01A
乾電池6本、Wi-Fi(2.4GHz)が必要
このIoTキーの特徴としては、以下の通り。
・すべてスマホアプリで管理
・投函時の開錠は、伝票のバーコード(テンキー入力も可能)をスキャン
・受取時の開錠は、アプリに表示されるQRコードをスキャン
・家族グループの登録で、複数人で受取可能
・投函時に、アプリ通知と写真撮影
・スピーカーによる作業確認
・受取時の配送会社との配達状況連携
・非宅配業者(例:近隣住民)による、解除キーの利用
・最大3点まで受取可能
etc
3点も預けられるのは凄いなと思いつつ、やはり盗難(2回目等の開錠時)が怖いなと感じました。
ただ、開閉時のバーコード入力があるので、抑止力にはなるかとも思っております。
この点は、郵便受けとは根本的な設計思想が異なるので、深い追及はやめておきましょう。
※郵便受けの場合、投函口と取出口が異なっているので、投函済みの荷物に直接触れない。
リストアップをしてみて、気が付かされたのは・・・結構多くありました。
いくつか例を挙げますと、
・IoTキーに異常が生じた場合(電池切れとか)の物理キーの存在。
・Wi-Fiへの接続は、常時ではなく、投函というトリガーで行うこと(電池の節電)。
・金属製のケースの場合、Wi-Fiがつながりにくい。
・電池残量の可視化
・キーの解除時にBluetoothによる接近よりQRコード照合の方が確実。
但し、アプリケーションの開発が必要・・・
・宅配ボックスより、インターフォンに近い。かもしれない。
などの感想をもちました。
しばらく使用してみて、どれだけフィードバックをできるかを考えてみたいと思います。
次回は、扉の開閉を感知するセンサーを紹介したいと思います。
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