[アカデミック]
2025年08月04日
ゲームプログラミング
小中学校では夏休みに突入しています。
町中では、子どもたちが元気に遊び回っているのを見ていると、風物詩だなと思いつつ、心が和みます。
今回は自由研究になりそうな、ゲームプログラミングについて紹介していきたいと思います。
一般的に現在のプログラミング言語・環境は、論理的思考を育てるとされています。
今後の発展のためには、是非身に着けてもらいたい技能だと思います。
子供がモチベーションを保って、プログラミングを学ぶにはどうしたらよいでしょうか。
大学の研究室でも同じ意見を聞くことがありますが、
「自分でゲームを作りたい!」
という欲求があるようです。
その「作りたい!」を原動力にしてみてはいかがでしょうか?
現在ゲームを作るプラットフォームは多く存在しています。
・プログラミング言語を利用して、作品を作るもの。
・グラフィック(主にブロック)を組み合わせて、作品を作るもの。
・ゲーム制作ソフトウェア
に大別できるでしょう。
以下に、いくつか例を紹介していきたいと思います。
1:プログラミング言語を利用して、作品を作るもの。
ソースコードと呼ばれる、基本英文字と数字、記号の組み合わせて、プログラミングを行います。
プログラミング言語の文法を覚えるのが少し大変ですが、その分完成した時の喜びは大きいでしょう。
その中でも、ゲームエンジンと呼ばれる、ゲーム制作プラットフォームがあります。
最も現在は、その性能を買われ、ゲーム以外の用途にも利用されています。
代表的なのは「Unity」。C#という言語を用いてプログラミングを行っていきます。
ゲームエンジンの長所は、ゲームに必要な要素が初めから準備されているとことではないでしょうか。
キャラクターモデルを操作したり、物理演算を自動で行ったりと基本的な機能が初めら準備されています。
2:ブロックプログラミング
プログラミング言語を使わず、ブロックを組み合わせてプログラミングプラットフォームがあります。
今現在だと「Scratch」が有名でしょうか。
国産プラットフォームでは「グラミン」がありますが、あまり需要はないみたいです。
個人的には少し残念ではありますが、参考書籍や海外のコンテンツ(YouTube等)の差かなと思っております。
3:ゲーム制作ソフトウェア
ゲーム作りに特化した、ソフトウェアです。
プログラミングスキルがなくても、ゲームができるように設計されています。
有名どころでいえば、「RPGツクール」でしょうか。
他にもビジュアルノベルを作成するアプリケーション、シューティングゲームや格闘ゲームを作成するアプリケーションなどなど枚挙にいとまがありません。
4:番外編
番外編として、2つ紹介して終わりにしたいと思います。
ひとつは、任天堂Switchの「ナビ付はじめてのゲームプログラミング(はじぷろ)」(任天堂)。
ブロック型に分類されるアプリケーションですが、チュートリアルがしっかりしていて、それを改造しながらオリジナルゲームを作っていきます。
オリジナル作品を作るには多少難易度が高く、またチュートリアルに登場していない機能もあるので、ガッツがある人は試してみてはいかがでしょうか?
もう一つが「マインクラフト」。
プログラミング用MOD(追加機能)を導入することにより、自分で仕掛けを作ることができます。
この手の本はかなりの冊数が出版されているので、導入しやすいでしょう。
ゲーム作りは楽しいものです。
夏休みの自由研究として、自分に合ったアプリケーションで、ゲーム制作を行ってみるのはいかがでしょうか?
今回は趣向を変えて、夏休みの宿題にゲームプログラミングをお薦めしてみました。
ハードウェアの教科書は、ソフトウェアに比べると圧倒的に不足しています。
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